本屋でなんとなくパラ見した『わたしのおとこ』(無変換)なる本の内容を思い出したときに、なんとなくグラビリで妄想したらこんなんができました。元ネタは父娘なとこをグラビリなんで一部逆転させてますが、ある意味まるっとネタバレなので、読み途中だったり読破予定ありな方は回れ右。
*
ビリーが父の遺言で、父の親友の息子である高校生グラハムを引き取って彼の保護者となって一緒に暮らし始めたのが数年前の話。書類上のみの血の繋がらない兄弟ゆえか、色々あって関係を持ったりしちゃう二人。二人きりの世界で生きていこうとするのだけど、世間は二人を見逃してはくれなくて。ビリーに横恋慕していたグラハムの悪友ジョシュアは、二人の関係を知りやめるよう迫るのだけど、二人は全く聞く耳を持たない。しかしあることからジョシュアは衝撃的な真実を目にしてしまい――?
「やめろグラハム、こんなのは間違ってる」
「それはできない相談だと、お前は知っているのではないのか、ジョシュア? ビリーは私のものだ」
「お前……まさか、」
「私が知らないと、気づいていないと本気で思っていたのか?」
「まさか、ビリーも?」
「知っているさ。私たちは『世界で二人きりの兄弟』なのだから」
「狂ってる……!」
「ああそうだ、狂っている。けれどビリーを失えば私はそれこそ狂ってしまうだろうな」
「駄目だグラハム、そんなのは!」
「――無駄だと云っているだろう、ジョシュア?」
下手こいて正面から撃たれちゃったジョシュアの行方は、誰も知らない。
実は義兄弟どころか本当の兄弟だったというオチ。
どういう関係だろうとかぐるぐる考えてたんだけど、いまいちしっくりこないから細かいとこまで設定づけるのは諦めました……。グラビリはなんか、こういう救いようのない話を考えても楽しいから楽しい。元々がお日様の下でも堂々とラブってられるような関係だからその反動かな。これまでの私の好きキャラを見るに、どっぷりハマった人ほど「(パラレル世界だけでもいいから)なんとか幸せになってくれ…!」みたいなタイプだったんで、そう考えると面白いなーと思うわけです。
ビリーが父の遺言で、父の親友の息子である高校生グラハムを引き取って彼の保護者となって一緒に暮らし始めたのが数年前の話。書類上のみの血の繋がらない兄弟ゆえか、色々あって関係を持ったりしちゃう二人。二人きりの世界で生きていこうとするのだけど、世間は二人を見逃してはくれなくて。ビリーに横恋慕していたグラハムの悪友ジョシュアは、二人の関係を知りやめるよう迫るのだけど、二人は全く聞く耳を持たない。しかしあることからジョシュアは衝撃的な真実を目にしてしまい――?
「やめろグラハム、こんなのは間違ってる」
「それはできない相談だと、お前は知っているのではないのか、ジョシュア? ビリーは私のものだ」
「お前……まさか、」
「私が知らないと、気づいていないと本気で思っていたのか?」
「まさか、ビリーも?」
「知っているさ。私たちは『世界で二人きりの兄弟』なのだから」
「狂ってる……!」
「ああそうだ、狂っている。けれどビリーを失えば私はそれこそ狂ってしまうだろうな」
「駄目だグラハム、そんなのは!」
「――無駄だと云っているだろう、ジョシュア?」
下手こいて正面から撃たれちゃったジョシュアの行方は、誰も知らない。
実は義兄弟どころか本当の兄弟だったというオチ。
どういう関係だろうとかぐるぐる考えてたんだけど、いまいちしっくりこないから細かいとこまで設定づけるのは諦めました……。グラビリはなんか、こういう救いようのない話を考えても楽しいから楽しい。元々がお日様の下でも堂々とラブってられるような関係だからその反動かな。これまでの私の好きキャラを見るに、どっぷりハマった人ほど「(パラレル世界だけでもいいから)なんとか幸せになってくれ…!」みたいなタイプだったんで、そう考えると面白いなーと思うわけです。
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