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2024/11/23 14:22 |
32歳のお誕生日
 ビリー、お誕生日おめでとう! これで現実時間が作品に追いついたというか、00開始時点で満31歳だと仮定すると作品内ではどう考えてもとっくに32歳越えしてるだろう(だってアレルヤの誕生日が2/27で、そのあとアザディスタン編・オーバーフラッグス結成・タクラマカン大作戦・MSWAD襲撃・GNフラッグ開発、そして最終決戦へ――が2ヶ月以内で終わるとか到底思えない…むしろグラハム誕が来ててもおかしくはない…)から今さらなんだけど、それでもおめでとう!
 いくつになってもグラハムに振り回されているだろうあなたが大好きです。どうか2期で35・36歳になっても変わらないあなたでいてください。ていうかもう一生やってろ、みたいな?(笑顔)


 というわけで、誕生日ネタではないですがネタメモ投下です。春コミのときに置いていたペーパー『恋するみたいに君が好き。』の元ネタ…というか、本当はこんな感じの流れの本を作りたかったんだよーというあれですね。出逢いから現在までのグラビリをフラッグ開発を軸に考える、みたいな話になる予定でした。







  【恋に落ちたリアリスト】



「フラッグと君の存在こそが、MSWADの誇りだよ」

 あのとき、あんな顔であんなことを云われて――恋に落ちない方が、どうかしている。




「フラッグのご機嫌はいかがかな、カタギリ博士?」
「上々だよ。フラッグは幸せものだ、君のようなパイロットに出逢えて」
「そうだな。フラッグはこれからますます速く、美しくなるだろう」
「――君って人は、」
「断言しよう。フラッグは私のために変わる」

 それはグラハムの希望であり、あるべき未来でもあった。

「私には見えるのだよ、ビリー・カタギリ。私のフラッグは、君のフラッグであると」
「……へえ?」






「どうやら私は、思っていた以上に君のことを好いているらしい」
「それは光栄だね、グラハム・エーカー少尉殿?」

 言葉遊びはもう飽いた。

「――恋をするように、君を好きだと云っているのだよ。ビリー?」
「……え」
「私の気持ちはわかっていたのだろう?」
「グラハ、」
「君の瞳はいつでも私に向けられていた。違うか?」





「愛している」
「……え?」
「愛していると云っている」

「君の存在が私を動かしたのだよ、カタギリ」

「覚悟したまえ。私がフラッグを愛したように、君に捧げる愛もまたなにと比べるべくもないものだと、この身でもって理解させてさしあげよう」
「……遠慮させ」
「悪いがその提案は却下だ」

 拒絶の言葉などを聞く耳は持たない。
 今欲しいのは、イエスの言葉ひとつのみなのだから。


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2008/04/24 00:36 | Comments(0) | 小ネタ小話

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