「カタギリ技術顧問!」
「やあ、なんだい?」
「と、突然で申し訳ありませんが……愛しています!」
「嫌だよ」
「!?」
「理由が知りたい?」
「……は、はい……」
「面倒くさいからだよ」
それでもいつもと同じ微笑を絶やさない技術顧問に、まさにこれが彼の日常であることが伺い知れた。
誰に対しても与えられる穏やかな笑顔は、誰のものにもならない絶対の仮面に他ならなかったのだ。
恋人できないどころか実はモテモテすぎて逆に人間不信になっちゃってたスレたビリーさんのお話。
告ってきたのは多分技術部の後輩とかそのあたり。
このビリーでグラビリさせたらどうなるのかなぁ、とか。
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