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2024/11/27 06:01 |
つれづれなるままに
 種のムウ・ラ・フラガの二つ名「エンデュミオンの鷹」は、エンデュミオンクレーターでの戦闘(本編以前)の際に味方が全滅した中でムウだけが生き残ったことからつけられた名であり、本人の能力の高さとその悲劇性も相俟って悲劇の英雄に祭り上げられてしまった結果なわけですが。敵からすれば恐ろしい男、味方からすれば英雄であり死神、けれど本人からすれば「ただの生き残り」。本編では全く描写されてなかったけれど、あの二つ名にはそういう皮肉めいた意味も含まれていたりするんですよねぇ。

 立場としてはセカンドのコーラサワーとグラハムが彼にすごく近いんじゃないかと思うのですが、その立場のまま楽観的に自分にプラスに生きてきたのがコーラサワーで、悲劇性につかってしまったグラハムがおそらくは無意識の自己防衛本能もあって仮面をかぶり生まれたのがミスター・ブシドーで――とか考えてたらなんか色々滾ってきました。
 常々ムウとグラハムは似て非なる存在ながらやっぱり太陽タイプだと思っていたわけですが、ブシドーはあえて云うなら同じ太陽におきる「皆既日食」かなと。悔恨が彼自身を絡め取り周囲を闇に覆っていても、時が止まったような数秒数瞬が「今」なのだとしたら、きっと気づいたときにはいつもの太陽が顔を現すに違いないのです。私はそう信じている。



 あと、とっても余談ですがムウやグラハムが太陽ならばラウは「炎によって生まれた影」かなと。炎がそこにある限りは決して消えることのない、火の力が強まればより一層色濃くなるくろい影。誰かによって生み出され、そうして誰にも意識されないところで生まれ成長した影。我ながらものすごく的確な例えだ!と自画自賛しています。
 ちなみにビリーはどうだろうとも考えたのですが、ブシドーやラウほどしっくりくる例えが見つからなかったので今のところは保留ということでお願いします(笑)
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2009/02/11 00:44 | Comments(0) | 語りとか

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