夢のあとさきblog

　昨日のグラブシ語りは、個人的な考えと好みとが入り混じったつまりはほぼマイ設定なわけですが、まあどうせ細かいとこは出てこないべーと思いながらこんな感じでつきつめていこうと思います。
　とりあえず自分の中では、あんな感じで考えてみたらセカンドにおいてのグラハムについてかなり「わかって」くるかなと思えるので。今までは、ブシドーなる存在が「グラハム」なのか「グラハムではなくブシドー（グラハム・エーカーは死んだ！パターン）」なのかがわからなかったがゆえに「こいつわっかんねーよ」状態だったんですが、彼がグラハム・エーカーでありながらイノベイターの傀儡であるミスター・ブシドーであると考えるのならば、ファースト25話から今までの「グラハム」の軌跡を比較的素直に辿ることができる。ような気がするので。

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　まあ、グラハムがイノベイターの存在を知った理由として、

　１．イノベイターに秘密裏に拾われて再生治療を受けたから（その後、ホーマーに引き渡される）
　２．ホーマー司令に秘密裏に拾われて再生治療を受け、イノベイターなる存在のことを知らされたから

　の2パターンが考えられるのですが、正直前者の方が素直に考えらるかなーとなんとなく。
　イノベイター（リボンズ）側から生き延びてイノベに力を貸すかそれとも死ぬかを選ばされて、ガンダムはまた現れるよとか聞かされて、ならば私は生きよう再びガンダムとまみえるために…！って展開。ありがちですけどね。
　後者展開も萌えるのだけど、ぶっちゃけ私の頭では自分自身が納得できる流れを妄想できないのでこのパターンありだよね、で終わっちゃう。でも他の人がこの手の展開で書いてたらすごい萌える自信はある。だけどホーマーさんに拾われてイノベの存在だけを知らされたってパターンだと、「傀儡」であるのがブシドー自身ではなくアロウズそのもの、ってことになっちゃうんだよなぁ…。「イノベの傀儡たるアロウズ」の一員として、だと、あの言葉がなんか軽く聞こえる気がしてならんのです。……これは単に私の考えが甘いだけな気もするけど……うーん。よくあるネタしか浮かばんタイプだからなー…いつか斬新なネタを生み出したいものです。

　でも、元ユニオンの司令であるやり手司令官のホーマーさんがイノベ疎んでる描写があったんだから、やっぱり最後にはユニオン勢でイノベに一矢報いてほしいと思うのは欲目かな。ブシドーはイノベの傀儡であるけれど、それと同時にホーマーの懐刀でもある（個人的にはホーマーの懐刀説をずっと推していたり）ってことで、自身を「傀儡」と云いながらも最後にはイノベから離れるグラハムの姿を見たいと思うのです。

　そうして、ホーマー司令が立ち上がりネオユニオンを――とも思うのですが、所在不明のカティのことを考えると、最後の最後で出てきて美味しいところをごそっと持っていくアイリーン・カナーバ（ガンダム種）ポジションはカティが持って行っちゃうんじゃないかとも予想。誰も彼もがボロボロになってしまった戦場に颯爽と現れて、現連邦に疑問を持つ正規軍の人々をまとめ上げて云々……ってのは、まあ、色々無理があるのは承知のうえですけれどね。


　というかなによりも、21話を見ていたらもしかしたら物語的なラスボスは刹那じゃないかと思えてならんのです。革新してしまった最初の人類であり、イオリアの望むあるべき新たな人の姿をした刹那がイノベもアロウズも蹴散らすんだけど、「君はどこかおかしいよ」と感じていた沙慈を始め、かつてとは違う刹那に疑問を抱くトレミーメンバーが刹那の前に立ちはだかり、だけどトレミーメンバーだけじゃ刹那を止めることも倒すこともできないし刹那と同じになることもできなくて、スメラギさんが「どうしたらいいの…！？」って悲痛に叫んだところでグラハム登場ですよ。（注：アリーは多分、対リボンズ戦の前に負けてます）
　で、「革新した人類」である刹那と、歪まされながらも生きてきた「ただの人間」であるグラハムの一騎撃ちになる。そのイメージ画像が、セカンドのOPのラストにある刹ブシ対決なわけです。
　神を信じ神を捨てながらも神を求め最後には純粋な人間ですらなくなった青年と、なにも持たぬ中で自分だけを信じけれど信じられる仲間を見つけた末にそれすらも失い最後には修羅の道を歩もうとしたがやはり人間でしかない男――人でなくなった少年と人でしかない男の対比はかなり燃えると思う。刹那の迷台詞が「俺がガンダムだ」で、グラハムの名乗りが「この私、グラハム・エーカーは～」だったり「自分＝フラッグファイター（または戦うために生きて云々）」だと考えると、なんか、そうなのかなーと思えてならんのです。


　……あーいいな、もうなんかこれでいいよ。自分でもなに書いてるかよくわかんなくなってきたけど、なんかもう感覚的にこんなんでいいやと思えてきた（笑）