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2024/11/22 18:10 |
● その夢の先に、例え君がいたとしても。
 まったく考えずにただノリで打ってみた。だいたいセカンドシーズンの中盤~終盤あたり。続きませんし、どっかから続いてるわけでもない…はず。たぶん。







「君には、さ。切望してきた願いと、叶えたい望みがあるんだろう?」
「そう、云ったかな」
「少しだけね。けれどわかるよ、君のことだから。……だから君は、ここにいちゃあいけない」
「なにを、君は」
「わからないなんて云わせないよ。なんのために僕が、あの機体を造ったと思っているんだい」
「……カタギリ」
「僕のことは心配しなくていい。大丈夫だよ、もうあの頃の僕とは違うんだから」
「ああ」
「君が空を飛ぶ、そのためにこの機体に乗る。それでも僕には充分すぎるほどだ。あとは君が、元気な姿で帰ってきてくれたらそれでいい」
「約束しよう。私は必ずここに、君の元に帰ってくると」
「……ありがとう」



 彼の機体が飛び立ち見えなくなるまで、僕はただその方向を見つめていた。そうしてその姿が見えなくなって初めて、僕は空に背を向けた。

 さよならグラハム、よい夢を。



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2009/07/25 01:29 | Comments(0) | 小ネタ小話

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