お正月に更新したいなと思ってぽつぽつ打っていたのだけど、そうこうするうちに正月が終わってしまったのでお蔵入りになりかけていた話。実はこれ、義兄弟グラビリのグラハム父子×ビリー母子設定の二人だったりするんですが、ここだけ見ると普通にグラビリしてても大して変わらないという不思議(笑)
ぶつ切りでごめんなさい。
ぶつ切りでごめんなさい。
*
「ニューイヤーだ、ビリー!」
「は?」
今日は大晦日だけど。
ビリーの単純な疑問は、しかしグラハムがそれまで見ていたテレビに目を向けることで解消された。
クリスマスが終わりツリーが片づけられたとしても、街が闇に閉ざされることはない。
新たな年を迎えるため、人々は準備を整えていくのだ。メリークリスマスの文字の代わりにハッピーニューイヤーの電飾が鮮やかな夜景に踊る。
つまりグラハムは、カウントダウンのためのイルミネーションをテレビで見て、それに触発されたのだろう。
「……で?」
「夢のない男だな。ビリー・カタギリ」
自称ロマンチストのグラハムは、思いついたように口を開けばそれらしい突拍子もないことを云ってくる。妙なことばかりではないのだが、ほとんどが急なもので、しかも名案と云わんばかりの勢いなのでビリーがつい気圧されてしまうも常のことだった。
で、このあと大晦日の街に繰り出して一緒に年を迎えてハッピーニューイヤー!って云い合うグラビリだったはず。
「ニューイヤーだ、ビリー!」
「は?」
今日は大晦日だけど。
ビリーの単純な疑問は、しかしグラハムがそれまで見ていたテレビに目を向けることで解消された。
クリスマスが終わりツリーが片づけられたとしても、街が闇に閉ざされることはない。
新たな年を迎えるため、人々は準備を整えていくのだ。メリークリスマスの文字の代わりにハッピーニューイヤーの電飾が鮮やかな夜景に踊る。
つまりグラハムは、カウントダウンのためのイルミネーションをテレビで見て、それに触発されたのだろう。
「……で?」
「夢のない男だな。ビリー・カタギリ」
自称ロマンチストのグラハムは、思いついたように口を開けばそれらしい突拍子もないことを云ってくる。妙なことばかりではないのだが、ほとんどが急なもので、しかも名案と云わんばかりの勢いなのでビリーがつい気圧されてしまうも常のことだった。
で、このあと大晦日の街に繰り出して一緒に年を迎えてハッピーニューイヤー!って云い合うグラビリだったはず。
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